2019年01月29日

気まま旅『東北地方 その七 宮城県』M38泉谷忠成



仙台市はその名の通り「杜の都」にふさわしい都市だと思いました。
まず驚いたことは高速道路の中央に大木がそびえ、その両脇を車が走り去る光景は、日本全国ここだけでしょう!自然を大切にしている証拠でしょう!
仙台駅から東北大学へ向かう青葉通りは圧巻です。さらに城跡に建てられた広大な敷地の東北大学構内、広大な東北大学植物園、また東北大学には宇宙工学科も素晴らしい設備を備えていると聞いています。
もし私が生まれ変われるならこの地に住み宇宙を学びたい、そんな思いでいっぱいです。
娘が受験したいと言い出したのも、うなずけます(結果的には他を受験)。仙台で外せないのは伊達政宗公、大学から程近くの杜の中に政宗公の眠る瑞鳳殿があります、是非立ち寄られたらいいと思います。
更に仙台は特に住宅地は坂が多く、坂の町ともいえると思います。街中には緑が多くみられ「杜の都」にふさわしい街ですね。感性は高く、さすが東北一の街でした。



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M35宮坂正春氏 執筆の青春小説『虹のかなたへ』連載開始!その一 異郷の空へ(94)

その一 異郷の空へ(94)
 
出島商業の校門には、四人が出ていた。この寒い小雨混じりの中を、じっと待っていてくれたのである。その中に、合宿で仲良くなった山渕が居た。
「こんにちは。寒い中ご苦労さんです」
「こんにちは。お世話になります。宜しくお願いします。この間の地区大会の優勝、おめでとうさんでした」
「ありがとう。久し振りやね、元気やった? この前の段位審査には、アンタたちも来ると思うて待ってたんやけど、どうしたん? 」
「あっ! そうか・・・。忙しゅうて忘れてしもうたわ・・・」
「そうなんか。そら、残念やったな。ボクは二段に合格したんやで」
「えっ! そうやったん。それはおめでとう。良かったなあ・・・」
道場に向かう途中で山渕と話した。合宿の時に段位審査のことを話していたのに、創部に取り紛れて忘れていたのだ。残念だが仕方がない。次の段位審査会は来年の二月である。それまで待つより方法はないのだ。
 道場の端に一列に並び
「こんにちはーっ! 宜しくお願いしまーすっ! 」
と大声で挨拶をした。準備体操中の部員たちは動きを止めて、それに対して大きな声で応えた。
「どうぞ。これをお使いください」
丁寧な言葉遣いで奈々子は、一人一人に清潔な手拭いを手渡した。心憎く、温かい演出である。
 奈々子は、二郎に手渡す時だけは満面に笑みを浮かべた。そして、見せつけるかのように、彼の手をギュッと握ったのだ。それを見ていた真実子は、頭にカチンと来たのであった。
『この子の態度は、いったいナニッ! どういうことなの? アタシよりもこの子の方が二郎さんを好きだっていうの? アタシと二郎さんは、いま迄一緒に大変な苦労をしてクラブをやってきた仲なのよ。そんな苦労が、アンタなんかに分かってたまるもんか! 』
そんな強い思いを込めて、キッと奈々子を見据えた。だが、奈々子はそれを無視するかのように、プイッと知らん顔をした。それがまた、真実子としては余計に気に食わないのだった。
 二人の女子には、特別に更衣室を与えてもらった。
「女子の方はあちらです。案内しますので、どうぞ付いてきてください」
奈々子はそう言うと、先頭に立って足速に歩き出した。
「こちらです。どうぞお使いください」
右手でドアを示した。言葉は丁寧だが、冷たいものの言い方であった。そこは、いわゆる保健室であった。
「わざわざ用意して貰って、すみません」
真実子が礼を言ったが、奈々子は横を向き、視線を合わさなかった。それほどに、敵愾心を持っているのだ。
「なんやのん! あの子、ツンツンして感じが悪いやんか。アタシらに、なんか恨みでもあるんやろか」
頬を真っ赤に膨らませて、不服そうに言う恵に
「放っといたらええのよ。気にする方が悪いのよ。腹を立てた方が負けよ」
コートを脱ぎながら、真実子はサラリと言った。
「あっ、そうか! そう言うもんやわねえ。フン! 心理作戦か」
恵は納得するようにつぶやいた。だが、真実子の心の中には、先程からの奈々子に対する不満が、ブツブツと音を立てて湧き上がっていた。
 そんな真実子の不満が、試合になって一気に爆発した。次鋒の彼女は二段の山渕を相手にして、アッという間に勝ってしまったのだ。それも見事な出コテと抜き胴の二本勝ちである。しかし、試合の結果は海山高校の惨敗であった。七人戦で勝ったのは真実子だけで、あとは全て敗れてしまったのだ。
 試合の後、古山先生を加えて自由稽古を行った。最後の礼の時、古山先生の講評があった。それは海山高校にとって、まことに辛辣なものだった。それも恐ろしいほどに・・・。
「練習時間の多寡は関係ないのや、内容が肝心なんや。海山高校の構えや打ち込みには、気迫というものが全然感じられへんやないか。全くの期待外れもええとこや。山ノ上、お前なあ、ここへ合宿に来た時は素直な剣道やったのに、なんで変わってしもうたんや。下手な剣道をしおって! お前らは安田先生から何を、どのように学んできたのか? と儂は言いたいぞ! お前らは帰って、安田先生の爪の垢でも煎(せん)じて飲めばええのや! ええか、お前たち! 今度来る時は、もっと強うなって来い! 」
そう言い残して、先生は足早に出て行った。
 この一言で早々に着替えた。そして挨拶もそこそこに道場を退出したのだ
た。もう少しの時間、山渕たちと会話したかったのだが、それは不可能だった。それに先生が言ったように、以前よりも下手になったのだろうか。
「アタシ、駅まで送ってきます」
マネージャーの奈々子はコートを着た。そして、海山高校の部員の先頭に立った。朝からの霧雨が、シトシトとまだ降り続いている。

  

つづく


南国の花です
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posted by はくすい at 17:03| Comment(0) | 虹のかなた

2019年01月24日

気まま旅『東北地方 その六 山形県』M38泉谷忠成


東北地方でよく行った所では山形県の寒河江市があります。
寒河江市・隣町の天童市の名産はさくらんぼ・紅花が上げられます、どちらもベター商材ですね。
天童市は将棋の駒でも有名なところです。

山形から寒河江市までの左沢線(この線名は最初なかなか読めませんでした)正解はあてらざわ、皆さん読めましたか?地域の特産品で果物が強い地域は比較的所得水準が高く、ベター感覚のものの動きがいいですね。

全国地域別に見ても観光産業・果物の強い地域がベタープライスの動きが良かったように思います。米・野菜の産地はどちらかと言えば厳しい、更に農業改革が必要かも?
寒河江市から山形自動車道で鶴岡市までは月山の中腹を経由、窓からの景色も最高で、仕事と言うより旅行気分を満喫、更に高速バスは途中休憩(月山の麓、約10分)で、そこには大きな滝と休憩所があり、もう少し時間をとってもらいたい気分のコースです。




さくらんぼ
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紅花
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posted by はくすい at 11:58| Comment(0) | 旅だより