2019年01月31日

気まま旅『東北地方 その八 栃木県(壱)』M38泉谷忠成


栃木県では仕事の関係で、足利市に何度か行かせて頂きました。お店の近くに、足利学校があり立ち寄らせて頂きました。
 足利学校の歴史は古く日本最初の大学と言われています。豊臣秀吉により衰退しかけたが家康の保護を受け足利学校を守り通したそうです。
学生数は一時3000人と記録されていたことがありましたが、易学中心の学問・兵学の実践的な学問が時代的に好まれなくなってきた為、しかも江戸時代には朝鮮半島から京都に関東に、と伝えられた朱子学の官学化により、足利学校は衰微して行ったそうです。
足利学校には徳川家康の位牌が祭られていました。最初は意味が分からなかったのですが、説明を受けると、なるほどと納得しました。
中国の儒教から派生し朝鮮半島で李退渓(イ・テグ)らによって大成させた朱子学(安東市の英雄でイ・テグが教えていた陶山書院が韓国のお札1000ウォンの裏にも登場しています)も日本では江戸後期に実践的な陽明学として発展、大塩平八郎の「大坂の乱」へとつながっていきます。
更に吉田松陰・西郷隆盛・高杉晋作などに影響、幕末の維新運動に影響して行きます。更には岩崎弥太郎・渋沢栄一へと。

いつの時代も学ぶところ、教育(教え・育つ)新しい世の中を拓いていく、素晴らしいですね!私も生涯学習で頑張っています。




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M35宮坂正春氏 執筆の青春小説『虹のかなたへ』連載開始!その一 異郷の空へ(95)

その一 異郷の空へ(95)
 
外は寒くてたまらない。傘も差さずに校門を出た。道路に沿って歩くようになると、奈々子は二郎の横にピッタリと並んで歩いた。それを知ると、たちまち顔がカッと熱くなった。今、自分の横に奈々子がいる。そう思っただけで、胸がドキドキと鳴った。
『これはイカン。ヤバい! 』と思って左へ寄ると、すかさず横に付いてくる。もう一度左の方へ寄ると、また寄って来るのだ。
 とうとう道路の一番端を歩くはめになってしまった。この様子を見ていた真実子は、最初から気に食わなかったので、再びカチンと来たのだ。そして『負けるもんか! 』と、直接の行動に出た。
「ちょっと! 山ノ上さん! 話があるのよ! 」
そう言い乍ら、真実子は二人の間を無理矢理に割って入った。突然の強引な割り込みに驚いた奈々子は、額にシワを寄せ、あからさまに不機嫌な表情になった。そして、プーッと頬を膨らませながら、仕方なく右へ寄った。そんな奈々子を無視するかのように
「あのねえ。稽古納めのことなんやけど、何時が良いやろうか。年末はみんな忙しいようやし、先生にもお知らせしとかんとあかんしねえ」
大声で喋り始めた。稽古納めはすでに決定しているのに、なにを言い出すのかと思ったけれど、中へ入ってくれたので、内心はホッとしているのだ。
「アッ、そうやねん・・・。うん、うん・・・。そうや」
と返事を返すばかりであった。
 真実子の突然の実力行使で、奈々子は後ろへ廻るしかなかった。
『今日の海山高校は、お客様なんやから、仕方がないんよ』とあきらめた。そして、口を尖らせながら無表情で黙って歩き続けた。やがて駅に着くと、奈々子は身を翻して向かい合った。
「では、皆さんお元気で。また今度お会いしましょう。今日は寒い中、ありがとうこざいました」
と深く頭をさげた。そして無言で二郎に近づくと、パッと両手を使って左手を握った。それは一瞬の出来事であった。防具袋を担いでいるから、咄嗟に反応出来ないので見事にフイを突かれてしまったのだ。奈々子はすぐに手を離すと、クルッと振り返り、一気に走り出した。
 奈々子には、絶対的な自信があったのだ。真実子がいかに二郎と同じクラブであり、行動を共にしているとは言うものの、単なる同僚という関係でしかないだろう。
『草山さんとは違うのよ、アタシは。二郎さんとは、もっと親密な関係なんやからねっ! 』そう思っていた。
 合宿の目玉焼きから始まって、東和歌山の駅で待ち合わせて映画鑑賞に行った。そして、食事をしながらお互いの夢を語り合った。別れ際に駅で握手したのも、自信のひとつなのだ。また、手紙もちゃんと届けてある。だから二人は、お互いに心が通じ合っている、と信じているのである。だからこそ
『アンタなんかに、二郎さんの邪魔されてたまるもんか! 』という、真実子に対する強い敵愾心が起こっているのであった。 
 あの日、地区大会の会場で、奈々子は真実子に初めて会った。その時、真実子のスンナリとした顔を見て、言い知れぬ衝撃を受けたのだ。そして、気持ちが大きく動揺したのであった。
『草山さん。どんなことがあっても、アンタには、負けへんわよ! 』
心の中でそう叫びながら、学校へと走った。冷たい北風の為か、双方の目尻から涙が流れ落ちて、風に散った。)

  

つづく


春は近づいてきてます!
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posted by はくすい at 14:56| Comment(0) | 虹のかなた

関西独立展 C42田伏 勉 氏 出展

クレパス画第一人者のC42田伏 勉氏 が3/26(火)〜31(日)大阪市立美術館で開催される『関西独立展』に作品を出展されます。
田伏氏から招待状を頂きましたので、ご興味のある方は大阪白水会までご連絡下さい。



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田伏氏の作品『2019』
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posted by はくすい at 14:50| Comment(0) | お知らせ