2019年11月28日

気まま旅『 その壱参 福岡県 その二』M38泉谷忠成

『 その壱参 福岡県 その二 』 



「養生訓」およそ300年前の貝原益軒の医術書です。
江戸時代の健康法として当時のベストセラーにもなったそうです。
当時としては85才までの長寿 筑前の国、現在の福岡県生まれ福岡藩士です。益軒は体が弱く幼少のころに虚弱であったことから、読書家となり博識となった、と言われています。
益軒は書物だけにとらわれず自分の足で歩き、目で見て手で触り、あるいは口にすることで確かめるという実証主義的な面を持っていました。また世に益することを旨とし、著書の多くは平易な文体でより多くの人に判るように書かれています。
さらに季節ごとの気温や湿度などの変化に合わせた体調の管理をすることにより、初めて健康な身体での長寿が得られるものとしました。
これらすべてが彼の実体験で、彼の妻もそのままに実践し、晩年も夫婦で福岡から京都など物見遊山の旅に出かけるなど、仲睦まじく長生きしました。旅の記憶を整理しておくことが脳の活性化に役立ち長寿の秘訣と、多くの旅日記を残しています。
旅は王侯貴族の財産よりも価値がある、ともしています。実は私も以前に家内にすすめられるままに、この貝原益軒の「養生訓」を読み感動、益軒の「旅日記」を思い出しながら<ボケ防止>と思ってブログを書かせて頂いているのが正直なところです。毎日<6000歩以上を目標>に挑戦し散歩も続けています。
益軒に学ぶ思いで、日夜努力しています。

「貝原益軒の名言」 命が短ければ天下四海の富を得ても使う時間が無く、どれほどの財産も意味をなさない。自身を律し、健やかに身を保ちて 長命になる事ほど大いなる福はない。


福岡市中央区・金龍寺内
(墓もあります)
貝原益軒.jpg



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2019年11月21日

M35宮坂正春氏 執筆の青春小説『虹のかなたへ』連載第2章始まる!その二 悲しみと苦しみ(40)

その二 悲しみと苦しみ(40)
 

「あの先生、無茶苦茶キツイやんか。もういやや・・・。こんなん、毎日続いたら、アタシ、死んでしまうわ。やって行く自信あれへんわ」
恵がポロポロと涙を流しながら真実子に訴えた。
「そうやねえ。最初から、飛ばし過ぎやと思うわね。でも頑張ろう・・・。今までが楽やったんよ。大丈夫、すぐ慣れるわよ。よその学校ではこれぐらい当たり前なのよ。みんなやってるのよ」
真実子が恵にやさしく言った。それでも恵の涙はまだ納まらなかった。
「池上さん、今日は特別よ。特別にキツかったんよ。あの先生、本当はもっとやさしいのよ。そやから、辛抱してね」
美紀が取りなすように言った。
「ウソやっ! どこが優しいのよ。特別なんか、あれへんわ! 」
恵が文句を付けた。それほど苦しかったのか。
「ううん、ホントよ。本当なのよ。実はね・・・」
先生は、六人をランニングに出したあと、美紀と二人で話したのであった。この道場を半年前、二郎がたった一人で整備した事。真実子が尾道から来た事。いじめられていた時、三人の男が助けてくれた事。初めて参加した地区大会でボロ負けになった事、などの一部始終を説明したのであった。
 剣持先生は安田先生から聞いていたそうだが、やはり現在のマネージャーに聞くのが一番良いと思ったのである。
「片山、やったな。これからマネージャーとして頑張って貰わねばならんな。今日は初めての稽古やから、優しくやってもええのやけど、それやったらみんながつけ上がるやろ。そやから、キツイ稽古をしてやるぞ。みんな、びっくりするやろ。どれ程耐えられるか、見たいのや。それでもし、誰かの調子が悪くなったら遠慮せんと、お前が面倒を見てやってくれ。俺に気兼ねせんでもええのやぞ、分かったな。俺は、みんなを強うしてやりたいんや」
『そうか。そうやったんか』心の中でつぶやいた。
『やっぱり、剣持先生は素晴らしいのだ』そう思うと、気持ちが晴れた。
「そやけど、ホンマにえげつない練習やったで。オレは心臓が破裂しそうになったんやで。もうこんな練習なんか、せえへんやろな」
不田が苦しそうに言った。
「片山さんが言うたように、今日は特別やったんや。先生はボクらの体力を試しはったんや。ボクらの稽古は甘かったんやと思う。そやから、地区大会なんかで負けてしもたんや。これから、あの先生に付いて行ったら、この次から試合に勝てるようになれるで」
「そうよ、山ノ上さんの言うとおりよ。みんな、頑張りましょうよ、ねえ」
すぐに真実子が支えた。いつもそうなのだ。そんな彼女が頼もしく思えた。
 

  

つづく


息子のリクエストで超高カロリーの夜食ヲ ぶたの素
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posted by はくすい at 15:04| Comment(0) | 虹のかなた

気まま旅『 その壱参 福岡県 その一 』M38泉谷忠成

『 その壱参 福岡県 その一 』 



当時、小学生の娘が野外学習で「背振山」に、その山は福岡県と佐賀県の県境にありました。
娘はそこで寸劇をするとの事で朝から学校に、しかし、肝心のお面を忘れたとの事。至急持って来てほしいとの緊急電話。一瞬慌てましたが娘に恥をかかせる訳にもいかず、時間は既に夕方、慌てて車を飛ばし背振山へ、山頂付近の「福岡管区気象台 脊振山気象レーダー観測所」のセンターに向かいました。

背振山(1055m)は福岡県では一番高い山、辺りは既に真っ暗、道は細く舗装されていない。しかも山の中腹を走っていく為、片側は谷底ドキドキの連続。上を見ると一面の星空、途中恐る恐る車のライトを消して音一つ光一つない暗闇・静寂の中、上空を眺めました。(家内には何するのと言われましたが!)
新月で月あかりもなかったこともあり、空は一面の星星星、流れ星は見た事はあるのですが、あちらこちらの星雲を見るのは初めての経験。星雲・星座は天体望遠鏡で見るものとばかり思っていましたが、あちらこちらに星の固まり、娘のおかげで天体観測を感動体験しました。




昼間の背振山気象レーダー観測所
昼間の背振山気象.jpg

posted by はくすい at 14:56| Comment(0) | 旅だより