2018年11月08日

F科後輩達へ(4頁目) M38泉谷忠成

「商品開発」


私は不振に陥っている、大型店の立て直しの為の配属になった時、そこには会社として初めての海外生産・韓国(ミニのワンピース)がドカンと山済みに、その処理で大手商社に頭を下げることから始まりました。

又、売り場としては、そこではしてはならない事ですが、汚れ取り・ほつれ直し等々、広い売り場の為商品コンセプト別にコーナー分け、更に各コーナー別に取引先の張付けと同時に派遣の販売員を要請しました。
約三カ月で大きく改善、店トータルは100億突破の全店トップの売り上げになりました。
疲労で倒れましたが、退院後二階級特進、全国商品本部MDとして最年少で栄転することになりました。

負けん気の強い私は韓国との取引で大損したのなら(勿論、私のしたことではないのですが)今度は自分の力で取り戻して見せる、と韓国での商品化計画に取り組みました。そこではジョーゼット素材のドット柄・花柄のワンピース、品質的には捺染に気になるところがありましたが即完売気を良くした私は次に車の商社の方に情報を得、インドに単独出張、当時のインドは貧富の差が激しく、ここでは表現できない事の連続でしたが、商社の方のアテンドもあって、商品化にこぎつけることが出来ました。

インド綿ブラウスの開発(縮絨の面で難点もありましたが)全国的な大ヒット商品になりました。年配の方ならだれもが見聞きしたと思います。インドでの生産は日本では初めての試みだったと思います。現地へは一人で今から思えば若かったんですね。


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2018年11月06日

F科後輩達へ(3頁目) M38泉谷忠成

「感性を磨く」
何もわからない私が突然現場に配属されて、どの様に感性を磨いていったか、お話ししたいと思います。私の感性は感動の連続で磨かれて行ったと思っています。

私が入社して現場に配属、そこで最初に言われたことは、「とにかく生地を触りなさい、そして触れたその感触を体で感じていきなさい」と。更に私は素材の風合いと合わせて同じ色でも微妙に違う色の出方によって、売れ方が大きく変わることも身をもって覚えていきました。お客様に教えていただく事も多数ありました。
その事でもわかるように、私の感性を磨くことの第一歩は素材の感触・色を感じる事から始まりました。

とにかくファッションショーはよく行きました。原宿・新宿・千駄ヶ谷・渋谷・六本木・銀座 街中散歩・ウィンドーショッピングは私の趣味になりました。今から思えば、「ウワー・凄い・素晴らしい」感動の連続が自身の感性を高めていく事になって行ったと思っています。
批判的な見方はしない、どんなものでもその中の素晴らしいところを見て・感じていく、その感動が更に新たな感動を生み出していく。
感動の連続が自身の感性を更に更に高めていく、「感動」なんと素晴らしい言葉の響きか、胸の高まりを覚えませんか。
今でも素敵な女性が目の前に現れると、先に洋服の方に目が行ってしまいます。
もちろん洋服だけではありません、自然・建物・美術などなどハッと胸の鼓動・感動を覚えることがよくあります。私はファッションってその様な感動の連続・胸の高まりが素敵な作品・商品が生み出されて行くものと信じています。

私は今、米津玄師のLemonを聞いています。JuJuのアルバムLoveを借りてきて、コピーした所です。音楽、素晴らしいですね!

次号に続く


インドにて
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2018年11月01日

F科後輩達へ(2頁目) M38泉谷忠成

「次に顧客の固定客化について」
これは全てに通じるので参考にして下さい。
第二段階として、お店に再度来店されるようになれば、興味を持たれそうな話を切り出し、お客様との対話の中からお客様の興味の話を上手に聞き出していく、次に来られた時は、興味の話題を投げかけ、今度は聞き側に回る、次に来られた時はお客様の方から悩み・嬉しい事など向こうからお話しされるようになる、しっかり聞く。そこで初めて固定客化されて行く、と言われています。
全ては相手の話をよく聞いてあげる事がお客様との信頼関係を築いて行けるもの思います、そして「ありがとう」の一言。この言葉はどこの世界でも人間関係を築く上で大変重要な事だと思っています。ファッション工学科の皆さんで婦人服の世界に進まれる方も多くいられると思います。

オートクチュール・プレタポルテ・ハイファッション・タウンカジュアル等々それぞれの世界に進まれると思います。余談になりますが、世界的なデザイナー山〇寛☆さんは当初ミセスのアパレルメーカーに勤められていたのですが、感性が合わないと退社され、自身の個性を貫き通され世界的なデザイナーになられたとの事、冒険ですが大切な事ですね。
自身の作品を通して自分の考えをしっかりと表現、個性豊かな作品(製品)を作り出していく、そしてお客様に喜んでいただく。大切な事ですね。

ファッション工学科の皆さん、夢は大きく希望の人生を歩んでいって下さい。長くなりましたが、ありがとうございました。

次号に続く



どこの夕日でしょうか?
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posted by はくすい at 14:13| Comment(0) | 後輩たちへ