2019年10月31日

M35宮坂正春氏 執筆の青春小説『虹のかなたへ』連載第2章始まる!その二 悲しみと苦しみ(34)

その二 悲しみと苦しみ(34)
 
終業式の日。進級の発表があった。二郎は頑張りが効を奏したのか、思いの外成績が良く、理数系への進級が決まった。同クラスの不田と井仲、級長の板頭なども理数系に決まった。恵と苅川は文系であった。
「草山さんは理数系やね。ほう、片山さんは文系なんか。まァ、全員が無事に進級できて良かったね。もう来月から二年生なんやから、頑張るんやで」
その言葉に、みんなは同調した。
「そうよ。勉強は勿論やけど、剣道もね。二ツはいつも一緒よ」
真実子の言葉は、いつもいさぎ良い。
「クラスは別れてもやな、クラブは一緒やで」
「そうよ。卒業するまで、みんな一緒よ」
「池上さん。まさか大学へ行っても、一緒やないやろな。オレは国立の大学へ行くんやで」
「苅川さんとアタシは、ずーっと一緒やね。その方が楽しいやんか」
「やめてくれ! 池上さんとはゼッタイに、別々の大学になるで。オレは遠慮さしてもらうわ。まっぴらごめんや、ホンマやで」
相変わらず、苅川と恵は良いコンビである。
「さあ、練習を始めるぞ。みんな、やろうぜ」
全員が立ち上がった。

  

つづく

今日はハロウィンハロウィンピニャータ作りました❣
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posted by はくすい at 16:42| Comment(0) | 虹のかなた
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