2021年10月09日

風の便り 独立美術小冊子 C42田伏 勉 氏

第一人者のクレパス画家、我が窯業科先輩C42田伏 勉 氏が所属している独立美術の小冊子に載っておられます。


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posted by はくすい at 20:55| Comment(0) | 通信だより

M35宮坂正春氏遺作 青春小説『虹のかなたへ』連載第2章 その二 悲しみと苦しみ(103)

その二 悲しみと苦しみ(103)
 
五日後、合宿の初日である。場所は学校内で行い稽古は海山道場である。食事は学生食堂の小母さんたちにお願いをして、作って貰うことになった。風呂は銭湯へ揃って行き、お互いの背中を流し合うのだ。寝起きは柔道場を借りた。布団は業者の物を利用した。女子は教員の宿直室を使わせて貰い、先生は用務員室であった。
 午前の部は、朝六時起床。ラジオ体操の後、七時より朝食。八時より十時三十分まで練習。十二時昼食。午後の部は、一時三十分より三時三十分まで練習。五時より六時まで練習。六時三十分頃より入浴。七時夕食。十時消灯という計画である。女子部員の参加を除けば、出島商業での合宿が『参考』とは名ばかりで、日程その他、そのままであった。
 
 初日から剣持先生と山崎田先生を加えて、順調にメニューを消化した。その内容は両先生により考案された、強力で激しいものであった。
 午後三時半の練習終了時。昨年に憶えておいた、バケツの即席ジュースを作ってみた。みんなには殊の外好評だった。
 やがて、夕方の六時になった。練習の終了時間である。
『今日の練習は終りや。みんなで風呂に行こうか』と安心した。すると緊張が解け、全身から力が抜けた。その時、ふいにドヤドヤと数人の男たちが道場に入ってきた。みんな防具を持っている。
『今頃、なんだろう』と不審に思い、その男たちをみてアッと驚いた。それは吉雪先輩を先頭とする五人のOBであった。剣持先生より、校内で合宿をするとの連絡を受けたので、仕事帰りに練習に来たという訳である。これでは練習を終了するどころではない。先輩方を相手にもう一度、これから始めなくてはならないのだ。
「えらいこっちゃ! もういっぺん、練習せなあかんようになったで」
苅川が半ばあきらめ顔で、呆然と言った。
「なんやて! もう終りやと思うてたのに、まだやらなあかんのか・・・。まいったなあ・・・」
「ホンマや、しょうがないなあ・・・。先輩やから、放っとかれへんしなあ・・・。なあ、やろうや」
「これも合宿というものの宿命や。やらなしょうがないやんか」
「そうよ。折角、先輩らが来てくれはったんやから、文句を言わんと、頑張ってやりましょうよ」
口々に不平らしきものを言いながらも、再び練習を始めるのであった。
 一日に四回もの練習をこなすと、部員たちはヘトヘトになった。でも、練習をやり切ったあとはスッキリとして、気持ちが良かった。
 練習が伸びたお陰で、食事が一時間以上も遅くなった。それは仕方がないことだが、笑顔で用意をしてくれた小母さんたちに申し訳なかった。
 先輩たちは、日毎に入れ替わりとなり、毎日何人かが練習に来た。彼らは練習の後、先生たちと酒を酌み交わし、楽しんでいる様子であった。

  

つづく



食欲の秋❣長野からりんごをお取り寄せ(^^)
秋映
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紅玉
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posted by はくすい at 20:37| Comment(0) | 虹の彼方

泉工ギャラリー 10月度 C42田伏 勉

緊急事態宣言も解除され、食欲・スポーツ・そして芸術の秋はっぱですexclamation

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『 黄色の花菖蒲 F6号 』クレパス画

フランスの田舎のため池です、ため池は珍しいですもちろん稲作はないです、小麦畑がほとんどですから必要ないのです
川や池や庭に5月になれば菖蒲の花が野生でいっぱい咲いてきますそれが水とよく合って美しい風景を作っていますここはブルゴーニュ地方です



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『 石作の橋 F4 クレパス画 』

この橋はかなり古い石の橋です これも現地では珍しくなくあちこちにあります、赤い屋根の家は民宿です
泊った次の朝にスケッチしました。橋の中央には十字架がありました。ここを馬が荷物を運んでいたのでしょう
今は車に代わりましたが橋はそのままずっと役目を果たしています
洋画にとっても橋はモチーフとしてもよく描かれます。

posted by はくすい at 20:11| Comment(0) | 泉工ギャラリー