2021年01月21日

気まま旅 『 兵庫県 その3 』M38泉谷忠成

『 兵庫県 その3 』

兵庫県立「人と自然の博物館」三田市弥生が丘6
 
関東に住む孫(小6女子・中三男子)が二人だけで恐竜博物館に行きたいと新幹線で大阪まで来ることになりました。
孫たちの度胸もさることながら送り出す親も親だと思いましたが、どうしてもとの事で迎えることになりました。
突然の事でどこへ行けばいいのか迷いましたが、三田市の「人と自然の博物館」へ行く事になりました。

自然系博物館では西日本最大級の施設、日本一と言われる福井県の恐竜博物館とほぼ同規模と思っています。
「人と自然の共生」をテーマに1992年に開館し、今年29週年を迎えるそうです。
2006年に丹波市で発見された大型植物食恐竜「タンバティタニス・アミキティアエ」の化石の展示を行っています。
兵庫で発見されたシロナガスクジラのほぼ原形化石も展示されていました。

約190万点にのぼる資料を収蔵し、「兵庫の自然誌」「人と自然」「地球・生命と大地」等のテーマで常設展示を行い、人と自然の関わり、生命の営みを紹介しています。

また、丹波市で発見された国内最大級とも言われる丹波竜の化石を現地より採取した岩盤から取り出すクリーニング施設「 ひとはく恐竜ラボ」で、ガラス越しに作業の様子を見学することも出来ました。

ショップの店頭で、中三の孫は恐竜の模型の前に立ち止まり、気を遣うように考え込んでいます。
私にとっては、かなりの高額、孫はあきらめて玩具の恐竜で我慢すると言いだしたのです。

そこまでの思いを大事にすることも子供の教育と、思い切って買う事にしました。当然孫は大喜び、僕の一生の宝物にすると言って、今でも机の上に飾っています。

今は高三になっています。



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M35宮坂正春氏遺作 青春小説『虹のかなたへ』連載第2章 その二 悲しみと苦しみ(96)

その二 悲しみと苦しみ(96)
 
この日から、山崎田先生を加えての稽古が始まった。部員たちは、山崎田先生の方が、剣持先生よりも組み易いと考えていた。二郎も初めてであるから、腕前の程は全く分からなかった。武專を卒業しているからと言って、それが分からない。武專というのは、今の大学の剣道部ぐらいではないのだろうか、と甘く読んでいたのだ。九歩の間合いで向かい合い
「お願いします! 」
と真っ先に掛って行った。竹刀を中段に構えて対峙すると、山崎田先生の体がまるで近くに、すっかりと見渡せた。つまり、手を伸ばせばすぐにメンやコテに竹刀が届くように思えるほどに、スキだらけに見えるのだ。おまけに先生の顔つきは、余りにものんびりとしている。
『アレッ? この先生は、本当に剣道の先生なんやろか? 』と思った。こんな明け透けな構えなど、屈強な剣持先生とは大違いだ。
『よし、メンに打って出よう! 』そう決めると、気合いのかけ声と共に先生との間を少し詰め、大きく踏み込んでメンに飛んだ。竹刀の先はいとも簡単に、そしてものの見事に先生の頭上を捕らえた。打たれた山崎田先生は、振り向きざまに
「オオッ! 良いメンじゃあ・・・。それで良いぞ! 」
と言った。その声を聞いて
『なんや、こんなもんか。大した事はあれへん』と先生の腕前に高を括(くく)った。もう一度、メンを打とうと前に進んだ。すると今度は先生が
「ほう、メンに来るのか」
ボソッと言葉を吐いた。
『えっ! ウソッ! なんで? なんで分かるんや』と驚き、そして慌てた。なぜ分かるのか。先程は見事にメンを打てたじゃあないか。それなのに、どうして分かるのだろうか。戦法を変えようと、少し後退した。そしてコテ・メンの連続技を放とうとして前に出た。
「ほう。今度はコテか、メンか」
又もや行動を見抜かれてしまった。この先生には、相手の心を読み取る能力があるのだろうか。
『ええいっ! 打ったるぞ! 』と思い切ってメンに打って出た。とたんに顎にガーンと衝撃を受け、目の前がクルクルと回った。フワッと体が浮き、ドシンと仰向けに倒れた。そこには天井が見えた。見事に突き倒され、床に転がったのだ。
「うっ・・・」
体を動かそうとしたが、背中が痛くて起き上がれない。
「クソッ・・・! 」
横に転がり、竹刀を杖にしてフラフラと立ち上がった。
「どうした、元気がないのう・・・。それでもお前は海山高校生か! 」
のんびりとした表情を変えようともせず、平然と言った。
「お願いしますっ! 」
礼をすると、再び先生に対して竹刀を構えた。
 気合いを掛けて又もや打って出た。すると、先生の姿が視界からフッと消えた。その瞬間、額の横にガツン! と打撃を受けた。クラクラッと目眩のような感覚があったが、何とか持ちこたえた。そしてもう一度打って出た。だが今度は、身体をドンッ! と押されて横の板壁に打ち付けられてしまった。もう、この先生に対して為す術がなかった。とにかく、体力の続く限り打って出た。だが、山崎田先生はスイスイと軽やかに動き、竹刀を見事に捌(さば)いて寄せ付けない。そして、動きが僅かに止ったその刹那
「おメンなり! 」
ビシッと面を捕えたのだ。そして、アッという間に壁際まで追い込まれてしまった。もう一度強くメンを打たれ、
「ほうら、お前は死んだ! 」
先生の言葉が悔しいほどに重々しい。脳天にジーンとくる衝撃を受け、その場にヘナヘナと崩れこんでしまった。あの強烈な剣持先生どころではない。恐ろしいまでの強さであった。
 
  

つづく


紅梅の 優雅な風情 君に似て【宮阪正春】
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posted by はくすい at 13:14| Comment(0) | 虹のかなた

2021年01月14日

気まま旅 『 兵庫県 その2 』M38泉谷忠成

『 兵庫県 その2 』

神崎郡神河町 通称「ノルウェイの森」

私の好きなところでは毎年のように曽爾高原(奈良県曽爾村、三重県との県境)のススキと温泉を楽しんでいます。
母が三重県出身であったことも何か親しみを覚えての事であったかもしれません。
しかし関西では兵庫県神河町の「ノルウェイの森」が規模的にも、あまりにも有名にもかかわらず、行ったことがありません。

一昨年(2019年)の秋念願の訪問を果たしました。
まずは途中大きな水車のある休憩所に立ち寄りました。
休憩所はまだしまっていましたが、好意で開けて下さり、家内の好みの塩まんじゅうを買って小川のせせらぎを聴きながら、ゆったりとした気分で一休みしました。

そこから神崎町峰山高原の森と壮大なススキの砥峰高原へ。
ここでは映画「ノルウェイの森」の撮影場所で一躍有名に、
更に大河ドラマ「平清盛」 大河ドラマ「軍師官兵衛」
映画「信長協奏曲」などなど撮影場所としてよく利用されているようですね!

まずは峰山高原の森に、続いて砥峰高原に、説明では砥峰高原だけで一周30数分となっていましたが、ゆっくりと楽しんだせいか1時間半ほどかかってしまいました。

曽爾高原とはススキの規模スケールで比べものになりません。

しかし曽爾高原は箱庭のような美しさがあります、温泉があります。

それぞれ素晴らしいですね! 

昨年はコロナコロナで、あまり遠くには行けていませんでした。

我慢我慢、近場で車活用、人の少ない自然を求めての気晴らしでした。

歴史は繰り返すと言われています、人の力は無限、全てを乗り越えて新しい時代を創り出しています。

どんな環境であったとしても、必ず道は開ける、夢は持ち続けたいですね!

私の息子もコロナのワクチンでは頑張っているようです、ただ治療薬の方が進んでいない事を心配していました。


小川の傍の水車 
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峰山高原
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砥峰高原
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posted by はくすい at 16:10| Comment(0) | 旅だより