2020年05月12日

幻になった個展 C42田伏 勉 氏

コロナウィルスの影響で生活・経済・文化・スポーツと全に被害が出ておりますが、大阪では18日ぐらいから緊急事態の解除になりそうです(感染者数により延びるかもしれませんが・・・)

クレパス画家 田伏 勉氏(C42卒)も個展や展覧会が中止・延期となり、近況を送って下さいましたのでupさせて頂きます。


『皆さんコロナウイルスの影響で大変不自由なことと存じます。僕も5月に予定していた岡山県での個展が
延期になりまして、案内状まで作って用意はばっちりでいたが今度いつできるかも未定です
こんな時は絵を鑑賞する気にもなりません、おかげでたっぷりと時間ができましたがかといって絵を描くのも日ごろと同じ作業で
いつかは終わるのでしょうが、早く自由になりたいです、教室の生徒さんたちにも話はいっぱいあるので学生時代を再現したいです
今日が何曜日かもわからなくなってきています、絵を描いて、ウオーキングをして、ラジオを聴くことが一日の過ごす毎日
日ごろから一人で絵を描いていますからさほど苦には感じませんが、頭のどこかでこんなことしていていいのだろうかと貧乏性が出ます
幻になった個展の案内状だけでも見てください


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posted by はくすい at 22:35| Comment(0) | 風の便り

M35宮坂正春氏 執筆の青春小説『虹のかなたへ』連載第2章始まる!その二 悲しみと苦しみ(68)M35宮坂正

その二 悲しみと苦しみ(68)
 
休憩の後、全員で地稽古を行ない、夕方の五時過ぎに全日程を終えた。何時も何かと賑やかな奈々子であるが、今日は不思議に静かであった。自分のチームより離れず、時折、二郎に笑顔を見せるだけであった。
 真実子はずっと身構えていたのだ。奈々子が、僅かでも二郎につきまとうような素振りを見せれば、絶対に一言、文句を言ってやろうと、待っていたのである。顧問の先生方がその場にいてもかまわない、言ってやるんだと身構えていたのだが、奈々子は大人しくしているので、多分に拍子抜けであった。それは、先日の海岸での出来事が一番の原因なのだが、それを知っているのは、二人の当事者だけなのだ。
 苅川は、奈々子の姿ばかりを目で追っていた。先ほど、中庭で声を掛けて貰ったのが、それほど嬉しかったのだ。
  
 出島商業が去ったあと、剣持先生は部員を一同に集めた。行事が無事に終ったのを、ねぎらってくれるのだ。と、安心して集まった。今まで穏やかだった顔つきがにわかに烈(はげ)しくなり、突然、大きな雷が部員たちに落ちた。
「お前らは、いったい何を考えているのや! 今日の試合はどないしたんや!不細工な試合をしおって。俺はなァ、負けたのを言うとるのではないぞ! 試合に対する根性が、全くなってないやないか! 勝とうという気迫が全然感じられへんかったぞ。相手や廻りの者ばかりの気を伺うて、攻め込もうという気持ちがあれへんのと違うか。そんなんでは、来て貰った相手に対して大変失礼やないか! 練習試合やから負けてもかめへん。けど、もっと根性の入った試合をやれ! 俺はなあ、古山先生に対して面目が立たへんのや。今度こんな不細工な試合をしてみろ、思いっ切りドツキ廻すど! 」
ブルッと身震いをした。今にも殴られるかと思った。鬼瓦のような顔で、こめかみに青筋を立てて先生は声高に叱った。
 剣持先生とは、まだホンの短い師弟の間であるが、こんなに先生が激怒されたのを見たことがなかった。本当に申し訳ないと思った。リーダーは自分なのだ。自分が奈々子などに気を惹かれなければ、こんな恥ずかしい結果にならなかっただろう。相手と四ッツに組んで、根性の入った試合をしておれば、先生にこんなにも腹を立たせなくて済んだ筈なのだ。そう反省した。
 部員たちは首を深くうなだれて、先生の言葉を聞き入っていた。
「先生! 申し訳ありませんでした。ボクらの努力が足らんかったんです。これからは、もっと頑張りますから、宜しくお願いします」
深々と頭を下げて先生に謝った。ここで自分が先生に謝らなければ、この場の収拾がつかないと思ったからだ。どうしても、先生の怒りを納めなければならないのだ。
「お前たち、反省しているんやな! 」
全員を見回しながら、先生は念を押した。
「ハイッ! 」
全員が一斉に答えた。それを聞いて先生は
「ヨシッ! そんならもうええ。早う着替えて帰れ」
そう言い残して、固い表情のまま道場を出て行った。
 気落ちした部員たちは後片付けを手早く済ませると、早々に引き上げて行った。晩春の五月半ばの夕方なのに、風は肌に冷たく感じられた。
「あーあ、今日はあかなんだなあ。なんで、あんなにガチャガチャした試合になってしもたんやろ。勝てん相手ではなかったけどなあ・・・」
帰る道すがら、真実子に話し掛けた。後ろには苅川と恵がいる。
「そうねえ・・・。勝たなアカン、という意識が強すぎたんと違うかしら。気が急(せ)いたらやっぱりアカンのよ」
「やっぱりなあ・・・。稽古のやり直しや。もっと稽古せなアカンなあ」
真実子の方を見ると、キッと前を見つめながら歩いている。表情は固いが、静かな闘志が燃えているのか、目がキラキラと輝いている。夕焼けに栄えるその顔はピンク色に染まり、とても美しい。
『やっぱりボクは、長岡さんよりも、草山さんの方が良いと思う・・・』
心の中でつぶやいたのであった。
 後ろでは恵が苅川に、奈々子に注目していたのを注文付けしていた。この苅川はいつも恵に対して分が悪く、今も平謝りの連続であった。そして、走って逃げたその後を恵が追いかけるという、いつもの有様となった。
 
  

つづく

お次は筍
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こうなりました〜^^
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posted by はくすい at 22:18| Comment(0) | 虹のかなた

気まま旅『 その弐弐 山口県 その三 』M38泉谷忠成

『 その弐弐 山口県 その三 』


山口県長門市には「金子みすゞ童謡記念館」があります。
金子みすゞ 日本を代表する童謡詩人ですね。
500余りの素晴らしい詩を残しています。
〇こだまでしょうか  〇明るいほうへ
〇このみちをゆこうよ 〇星とたんぽぽ
〇大漁        〇私と小鳥とすずと などなど

『こだまでしょうか』
「遊ぼう」っていうと     「遊ぼう」っていう。
「ばか」っていうと      「ばか」っていう。
「もう遊ばない」っていうと  「遊ばない」っていう。
そうして、あとで さみしくなって、
「ごめんね」っていうと    「ごめんね」っていう。
こだまでしょうか、いいえ、だれでも。
コロナウイルスで、今、世界は大きく揺れていますね!お互い相手の心に寄り添い、「つらいね」「くるしいね」「頑張ろうね」とこだまする心ではないでしょうか! 地球上の人、そして自分を大切に!



河川の花も元気よく咲いています
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posted by はくすい at 22:11| Comment(0) | 旅だより