2020年03月31日

M35宮坂正春氏 執筆の青春小説『虹のかなたへ』連載第2章始まる!その二 悲しみと苦しみ(63)M35宮坂正春

その二 悲しみと苦しみ(63)
 
 病院に駆けつけた時、祖父はすでに息を引き取っていた。伯父の恵介一家は勿論、親戚が数名ベッドの横に集まっていた。
「おじいちゃん・・・」
叫ぶ目から涙が溢れた。先日、ここで祖父と言葉を交わしたのが最後であった。昨年の六月以来、祖父にはお世話になり通しであった。今、こうして剣道が出来ているのは、公介の助力の賜物なのである。
「あ、二郎ちゃん、来てくれたのねえ。おじいちゃん、とうとう逝きはったワ・・・。お母さんにも連絡が付いてね、今夜、遅うなるけど帰ってるって言うてたよ」
伯母の由美が言った。娘の恵美子がそばに寄ってきた。
「お兄いやん・・・。おじいちゃん、死んでしもたんや・・・」
腕にしがみつき『ワーッ』と声を挙げて泣き出した。
「そうやで・・・。おじいちゃんはもう、居たはれへんのやで・・・」
ポロポロと涙をこぼした。もうあの豪快な笑顔は見られないのだ。そう思うと余計に悲しかった。

  

つづく


学校の桜も満開近し^^
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posted by はくすい at 15:14| Comment(0) | 虹のかなた

気まま旅『 その弐壱 徳島県 その一 』M38泉谷忠成

『 その弐壱 徳島県 その一
 』




徳島市内の呉服店のオーナーから将来を考え、息子夫婦達(未経験)に婦人服のお店を創りたい、と相談を受けました。早速会社に報告しましたが許可を貰えず、後継の若者の熱意に、無償で応援することになりました。
S/C出店に併せ通路含まず実質約40坪強の婦人服専門店を出店することになりました。
店舗設計・レイアウト・棚什器の発注(細部にわたる寸法指示まで)・品揃え計画・取引先(東京を中心とした評判の高い専門店取引先で構成)の紹介張り付け・すべてを具体的に指示、発注作業などは息子夫婦達に、と大変な作業になりましたが、さすがに熱意が伝わったのか素晴らしいお店をオープンすることが出来ました。
オープン初日から大変な人気店に!大成功。四国内・他地域からも見学に訪れるほどのお店になりました。
会社からは慌てて遅れての許可の形になりました。
現在はさらに事業を拡大し、徳島市内にコンビニ店を10数店開店するまでに至っています。非常にリスクのある事でしたが、若者の熱意が成功に導いたと思っています。
年賀状が今でも届きます、嬉しい限りです。


宅近くの公園のカモメです
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posted by はくすい at 15:01| Comment(0) | 旅だより