2019年05月16日

気まま旅『 その壱〇 静岡県一 浜松 』M38泉谷忠成

『 その壱〇 静岡県その一 浜松 』 

静岡県浜松では私の好物でもある「鰻」、あまりにも有名ですね。今回は「鰻」について、少々。
関西風のうなぎの開き方は、「腹開き」。
これは、商いで栄えた大阪ならではの文化で、商人同士の「お互い腹を割って話そう」という心意気が、うなぎの開き方にも表れたとされています。更に頭を付けたまま焼くことが多いですね。
関東風のうなぎの開き方は「背開き」です。
こちらも、武士の世界として栄えた歴史の流れが汲まれているようです。武士にとって、「腹開き」は切腹を連想させることから敬遠されました。
関東風の「背開き」は、身崩れせず腹部の脂をしっかりと焼き落とすことができ、更には蒸すことで脂がしっかりと落ち、皮が箸で裂けるほど柔らかくなります。蒸すことで、トロっとした食感も楽しめます。そこまではいいのですが、名古屋以東は関東風の焼き方、岐阜県以西は関西風の焼き方が主流を占めています。
感性の分かれ目とまでは言わないものの、何か不思議を感じます。
私は関西人、「腹開き」で表面の皮がパリッと、しっかりした焼き上げの「鰻」が好みですね。更に私は鰻の頭と薄口醤油、昆布出しとミリンで、少々煮込み鰻丼の出しにするのが好みです。細かく切って名古屋名物のひつまぶしにするのもいいですね。




ウナギ静岡 .jpg


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M35宮坂正春氏 執筆の青春小説『虹のかなたへ』連載第2章始まる!その二 悲しみと苦しみ(17)

その二 悲しみと苦しみ(17)
 

帰る途中の汽車で
『少人数だし、指導者が居ないのだ。でもボクは、強くなりたいのだ』と、
「うわーっ、嬉しいなあ。こんなん貰うのん、オレ、初めてや。片山さん、大事にするで! おおきにっ! 」
苅川は大袈裟に喜んだ。本当に嬉しかったのであろう。女の子の手作りの物を手にするなんて、初めてであったのかも知れない。
 食事後、妹の京子を加えてトランプ遊びをしたり、剣道談義などに花が咲いた。そして楽しい時間は、アッという間に過ぎたのである。
「今月の末には昇段試験があるぞ。明日から稽古をみっちりとせなアカンのやで。みんな、分かってるな! 」
年長者らしく浦山が座を締めた。
「そうや、あしたからまた頑張ろうな! 」
全員が顔を見合わせ、お互いに確認しあった。


  

つづく


お天気にも恵まれ
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posted by はくすい at 16:29| Comment(0) | 虹のかなた