2019年05月21日

只今開催中!!C42田伏 勉 氏 クレパス画展

連休前に告知致しました。昭和42年窯業科卒 田伏勉氏の特別企画展が只今、開催中です。

ニュースにも取り上げていますので、是非足を運んで下さい。
5/21(火)〜6/9(日)
サクラアートミュージアム
大阪市中央区森ノ宮中央1-6-20
06-6910-8826
[開館時間]10:00〜17:00
[入館料]無料 
[休館日]毎週付月曜日


yahooニュース『田伏勉ニュース』でヒットします。
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今回はサクラクレパスの本社玄関に垂れ幕を作ってくれましたそうです
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posted by はくすい at 15:51| Comment(0) | お知らせ

気まま旅『 その壱〇 静岡県二 伊豆半島 』M38泉谷忠成

『 その壱〇 静岡県その二 伊豆半島 』 


私の学生時代に伊豆半島を一周しょうと計画したのですが、当時西海岸は半島の先までの乗り物がない為一周できない、仕方なく東海岸の伊東から西海岸まで半島を横断することにしました。
バスもなく、ただひたすら歩く歩くの旅でした。記憶はかなり薄れているのですが、はっきりと覚えていることがあります。山中でそこそこの滝に出会ったのです。
滝まで近づくと、滝の裏側に自然の温泉(かなりぬるめ)があり恐る恐る足を浸けたのをハッキリと覚えています。当時は人もいない、看板もなし。最近になって町会の旅行で伊豆半島に行く事になりました。
そこでは「浄蓮の滝」がコースに入っており、ここの事かと楽しみにしていきましたが全く別の滝でした。結局、今でも50年前の滝がどこかわかりません。

そんなこともあり、やっと西海岸に到着、そこから半島の先までの乗り物(バス)はなし。
山越えした所で民宿に投宿、そこでは今釣り上げてきたと言う大きな伊勢海老をただで頂きました、伊勢海老を食べたのは初めての経験だったように思います。
そこから西海岸をバスで帰りました。今の伊豆半島、考えられないですね。



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posted by はくすい at 15:36| Comment(0) | 旅だより

M35宮坂正春氏 執筆の青春小説『虹のかなたへ』連載第2章始まる!その二 悲しみと苦しみ(18)

その二 悲しみと苦しみ(18)
 

二月の中旬、段位審査要領が発表された。現在一級を持っている上級生の浦山、石坂。それに苅川の三人は初段を、そして二郎と真実子は二段をそれぞれ受験するのである。
 段位審査には、『実技』『剣道形』『学科』の三項目がある。昇段するにはその全てに合格せねばならない。
 二郎が受検する二段の場合、実技は同等の相手と対戦するのだ。試合ではなく、稽古である。その対戦の中で、受験者がどれ程の技術を持っているのか、その段位に相応しい技量を持っているか、を審査の先生方五人に見て頂くのである。そしてその五人の審査員の内、三人以上に『良し』と認めて頂いたら、実技は合格となるのである。
 次は日本剣道形である。形は、太刀七本・小太刀三本の計十本が制定されている。初段は太刀三本目まで、二段は同五本目までを木刀を使用し、同じ審査員の前で演じるのである。そして最後に学科の試験がある。但し、最初クヨクヨと考えていた。そこへ石坂と浦山の二人がやって来た。
「山ノ上。オレら二人は、今日限りで剣道部を辞めるで」
驚くべき言葉であった。
「えっ! なんですって・・・? そんなん・・・」
絶句した。ただでさえ部員が少ないのだ。それなのに二人に辞められてしまっては、益々弱体化するではないか。
「オレらはもう三年生や。そやから、受験の勉強をせなあかんのや。初段を受かってたら、もうちょっと頑張ろうと思うてたんやけど、あかんかった。もうこれ以上、お前らには付き合うてられへんのや」
浦山が力なく、ボソボソと言った。
「それはよう分かります。けど、もう少し待って貰えませんか? 新学期には新入生も入って来るやろうし、せめて、七月ぐらいまで辞めんといて欲しいんですけど、何とかお願い出来ませんか? 」
必死に訴えた。
「そやけどな山ノ上。せめて初段を取れろうと思うて、二人でやって来たんや。けど、もう辛抱でけへん。そやから、辞めることにしたんや」
そう言い放つと、二人は席へ戻ってしまった。
『アカン。止められへん。ボクらだけで、どうすれば良いのやろう』そう思った。悔しくて悲しくて、ギリギリと奥歯を噛んだ。
 その様子を見ていた真実子が、ポロリと一滴の涙をこぼした。黙ってハンカチを出すと、ソッと拭った。重苦しい空気がその場を包んだ。みんなは押し黙り、深刻な表情でジッと下を向いていた。恵がシクシクと、声を押さえて泣いている。これから剣道部はどうなるのだろうか。どうしようもない虚しさと淋しさだけが、胸を突き抜けるのであった。

 「ねえ、山ノ上さん。頑張りましょうよ。ここで挫(くじ)けるなんて、アタシはいやよ。やり続けましょうよ。今でも六人は居るでしょ。そしたら団体戦が組めるんやし、アタシ、やるわよ! 」
バスの中で真実子は言った。その通り、不田、井仲、苅川、池上、草山、山ノ上と六人も居るのだ。マネージヤーを加えると七人だ。弱くても、チームは組めるのだ。団体戦として試合には参加出来るのである。
「そうや! 負けたらアカンのや。草山さん、よう言うてくれた、おおきにな。これからも頑張ってやろうな! 」
思わず真実子の手を握った。キラキラと光る瞳に胸はときめいた。
『これからも、この娘(こ)とやって行こう。それがボクにとって最高なんや』心に誓う二郎であった。

  

つづく


各科の背景
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posted by はくすい at 15:16| Comment(0) | 虹のかなた