2019年02月26日

気まま旅『 その壱〇 長野県 その参 』M38泉谷忠成



白馬はほぼ富山県との県境 裏立山に位置しています。白馬村に着いたのは午前中、足湯に疲れをいやしながら、ゴンドラ乗り場に、なんとなんと、午前中のみの運転で帰りは午後のみ。
出たとこ勝負の気まま旅の大きな大きな反省が、又出ました。仕方なく白馬村で急きょ民宿に投宿。
次の日、朝一で白馬岳に、ロープウェイを降りると、そこからは高山植物の咲き乱れる自然のお花畑、豪快な裏立山を眺めながら、念願の八方池に到着、すごーい!素晴らしーい! 大感激。
当然写真を撮りましたが、しかしどの写真を見ても、まるで感激ナシ、実際に見た八方池とは程遠い、その時思ったことは、芸術家は感じたものを最大限に表現し伝えて行く、デザイナー(ファッションの世界)も同じですね、自分の思い、感激を思いっきり伝えて行く作業なのかもしれませんね!

学生時代の貴重な写真、美ヶ原(王ヶ鼻)の危険極まりない写真です。
次に行った時には当然ロープを張って近くまで行けないようになっていました。
今は、「自己責任」から「管理責任」を問われる時代に、「一人を大切に」素晴らしい時代になったと言えるのではないでしょうか。重ねていえば、最も大切な事、しっかりした「自己管理」だと思います。写真掲載に迷いましたが、反省を踏まえてUPしました。




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※2019.3.3 いよいよ神戸コレクション(以前は東京が最大イベントでしたが、今日では神戸が最大イベントになっているようですね)が開催されますね!どの様なファッション・スタイルが飛び出すか、胸がわくわくしますね!
posted by はくすい at 16:28| Comment(0) | 旅だより

M35宮坂正春氏 執筆の青春小説『虹のかなたへ』連載開始!その一 異郷の空へ(102)

その一 異郷の空へ(102)
 
駅前からバスに乗り、先ずは父が一度も訪れていない、自宅へ着いた。
「ほう・・・。仲々、ええ家やなあ」
玄関に入ると、独り言のように言った。里子はいそいそと、氷式の冷蔵庫からビール瓶を出してきた。コップを卓袱台に置き、注ぎながら言った。
「お祝いやから、お寿司を頼んであるのよ」
「そうか。それはすまんな」
コップを手に一気に飲み干し、フーッと息を付いた。そしてその後、
「二郎。お前は、大したことをやったらしいな。剣道部を創ったんやてな。道場も、一人で苦労をして整理した、とお母はんの手紙に書いてあったで。立派なもんや、俺はホンマに感心したで」
「立派やなんか、あれへんよ。ボクは剣道がしたかったし、みんなが集まってくれたんや」
褒められて少し照れた。それを隠すように火鉢の練炭を火箸で突いた。パチパチと小さな音を立てて、赤い火花が散った。
「そうや、お前に土産があるんや。その鞄を取ってくれ」
言われた通りに鞄を渡すと、中から四角い紙包みを取り出した。
「これや、これ。お前が欲しがっていた写真機や。ほら」
「えっ! ホント! お父はん、これっ、ボクが使ってもええんか? 」
両手で受け取りながら、目を瞠(みは)った。包んである紙をめくると、四角い箱の表には、『リコーフレックス』と印刷されてある。
 箱を開けると、ピカピカの写真機が姿を現わした。最近流行中の二眼レフ式である。レンズが上と下とに付いてあり、上がピント用で、下が撮影用なのだ。今時、一万円以上はするだろう新品の写真機を、手にするのは初めてであった。それも、自分のモノに出来るなんて、まるで夢のようだった。
「良かったわねえ、二郎ちゃん。良いお土産を貰って」
声を掛ける母の頬に、一滴(しずく)の涙が流れた。
「おおきに・・・、お父はん。ボク、嬉しいで・・・」
弾む胸を押さえながら、心から礼を言った。

  

つづく


頂いた牡蠣で牡蠣ご飯黄ハート
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posted by はくすい at 15:55| Comment(0) | 虹のかなた