2019年01月10日

気まま旅『東北地方 その参 岩手県続き』M38泉谷忠成



話は変わって仕事の話に戻りますが、東北各県は総じて売り上げの絶対額の厳しい地域と言っていいかもしれません。
カラーでは同じパステルカラーでもグレイッシュパステルの傾向があります。(日本列島、北と南では根本的に日照時間が違いすぎます、更に土着性も違います)参考に、関東は赤でいえば冴えたオレンジ系の赤、関西は血のような赤、鹿児島ではハイビスカスの花を連想するような赤、もちろん当時と今とは生活環境も変わっているので同様に対比できませんが?価格でなく絶対額に厳しいものがあったように思います。
各地方別にカラーの傾向に明らかに、違いがあることに対してモノづくりを進めていく私達には厳しいものがありました。
地方へ行けば地元の問屋さんが活躍することが良く分かります(全国チェーンの私達には禁句ですが)。
全国チェーンの課題ですね!自然との共有の中での地方創生・活性化!とても重要な事だと思います。
敢えて言えばヤングカジュアルは全国大きく変わらない、個性もトータルコーディネイトで差別化を表現。
カジュアル店の全国チェーンが伸びているのは、そういったところですね!
これからモノづくりを考えるにあたって、
@ファッショングレード(オートクチュール・プレタポルテ・シティ・タウンなど)

Aファッション感性(シンプルエレガンス・ソフトエレガンス・ロマンチック・エスニック・カントリー・マニッシュ・モダン・キュート・プリティ・ソフトカジュアル・ハードカジュアルなどなど)

Bシチュエーション別(パーティ・結婚式・お葬式・シテイ・タウン・スポーツ・ホームなど)

C素材・カラーなどお客様のイメージ・ターゲットを明確にしていく、更にトレンドを読み込んでいく、それがマーチャンダイジング(マーチャンダイザー)の一番重要な仕事だと思います。
そして市場調査・店舗(売り場)設計・品揃え計画・販売計画・演出計画へとつながっていきます。
今から考えればマーチャンダイザーとして何から何までよくやってきたものだ、と!?




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M35宮坂正春氏 執筆の青春小説『虹のかなたへ』連載開始!その一 異郷の空へ(90)

その一 異郷の空へ(90)
 
帰りでも苅川は上機嫌だった。それ程、練習を楽しんだのだろうか。
「なあ山ノ上君。あの道場を作った時、だーれも知なんだから、最初見た時はびっくりしたでえ。あんな古い建物(もん)が立派な道場になるやなんて、オレには想像もつかへんかったわ。ホンマにようやったでえ」
苅川は二郎を褒めた。それは本心からであろう。
「剣道部がないのは知ってたんや。けど、大学へ行くんやったらこの学校がええと、先生が言うたから、試験を受けたんや。もう剣道は出来へんと思うた。大学へ行ったら考えようと思うてたんや。今日は稽古出来たから、ホンマに嬉しいわ。これからも宜しくお願いしますわ、な」
苅川はニコニコとして、頭をさげた。
「いいわねえ、苅川さん。アタシたち剣道部員は、兄弟みたいなものよ。みんな仲良うして、お互いに頑張りましょうね」
「そうやで、みんな一緒やで。その中でお互いに腕を磨いたらええねんや。今度の出島商業には、負けんようにやろうで」
とても嬉しくなった。何もない、五里霧中から出発した剣道部であるが、なにか少し、先の方に光が見えてきたような気がしたのである。
「苅川のこと、どう思う? 」
バスの中で質問をした。今日の事が、不思議なものに感じたからであった。
「そうねえ。アタシは良かったと思うわよ。苅川さんには何かこう、他人(ひと)を引き上げる力があるみたいね。そんな人は貴重やし、必要やと思うのよ。けど、甘やかしたらアカンわねえ」
「ボクもそう思うよ。ちゃんとしたチームを作りたいな。そしたら、試合で勝てると思うよ」
「ええ、そうねえ」
バスは停留所に着いた。

  

つづく


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posted by はくすい at 14:23| Comment(0) | 虹のかなた