2018年11月20日

風の便り C42田伏 勉 氏

もっぱら食欲の秋を爆進している管理人ですもうやだ〜(悲しい顔)
ブログでも紹介させて頂いているC42田伏氏からメールを頂きましたので、ご紹介致しますネ

『いろいろお世話ありがとうございます
東京での展覧会が終わり巡回展で大阪です、さらに12月はまた岡山で個展と トークショウを兼ねて行います
今年は猛暑から始まり地震に台風と次々災害、個人的には転んで骨折、来年1月で70歳ここで少し過去も見つめてこれからの時間をどう生きてゆくか悩むのもいいかなって思います。

来年5月にはサクラクレパスの本社にあるサクラアートミュージアムにおいて大きな大作を中心とした個展を会社がやってくれます

今はその制作です、その時期が来ましたら応援してください

学校には伺おうと思いながらついつい延びてます

一つ目的は僕の学生時代の作品を写真に撮りたいという事と、これはずいぶん前 に学校に行ったときに確か美術室の廊下に飾っていたような記憶があります
もう一つは小さな絵ですが白水会事務所があるなら一つプレゼントしたいとも思っています

ドタバタした予定が終わりましたら行けそうです

いつ行けるとはっきり今は言えないですが   Ben』



岡山の岡アートギャラリーでクレパス画展を開催されます。
お近くの方は是非、足を運んでください。

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posted by はくすい at 14:35| Comment(0) | 通信だより

風の便り from カナダ

昨日から少し肌寒く、秋の深まりを感じる管理人ですわーい(嬉しい顔)
巷では風邪や胃腸炎が流行っていますが、皆さん体調の方は如何ですか?

先月、白水会総会にカナダという遠方から参加して下さったM41打揚氏からメールを頂きましたので、ご紹介致します。

『来年5月でカナダ生活満46年となり、人生の約2/3が海外生活です。
昨年はインドからの帰路、数日違いで参加出来ませんでしたが、今年(2018)の総会には山野 彰君の御尽力により、同窓会を兼ねた古希の席を用意して頂きました。

喜寿まで同窓生の皆様方と是非健康で過ごしたいものです。

今までに山野 彰・百合子夫妻、同級生の澄 直治君の長男が遊びに来てくれています。
毎年4月と10月に日本へ2週間程行きます。スケジュール調整が出来ましたら、来年も是非参加させて頂きます。5ヶ月前迄に総会日が分かれば幸いです。

今年も10万マイル(16万Km),地球4回分を回りました。今月末から12月上旬までカリフォルニア州ストックン支部、クリスマス前の1週間はカリブ海のカンクン旅行で今年の旅も終わります。
来年は26カ国目の支部が南米エクアドルにオープンします。』


いつまでもお元気で、精力精力的に活動されてますネexclamation×2




今年お初のおでん黄ハート
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posted by はくすい at 13:45| Comment(0) | 通信だより

2018年11月15日

M35宮坂正春氏 執筆の青春小説『虹のかなたへ』連載開始!その一 異郷の空へ(78)

その一 異郷の空へ(78)
 

放課後の事。海山道場の前に、紺色のダットサンの乗用車が駐っていた。手入れが行き届いているのか、ピカピカに光っている。こんな所へ誰が止めたのか、とみんなは気にしていたが、ヘタに触って傷でも付けたら大変なので、ソッとしておいた。
 練習を始めようとしていた時、安田先生が道場の下に来た。
「オーイッ! ちょっと手伝ってくれ」
部員たちは大急ぎで道場を出た。先生は、そのダットサンの後部のドアを開けようとしていた。
「手分けして、これを道場へ運んでくれ」
後部の座席には、古い稽古着と袴が乗せてあった。そして後部のフードを開けるとトランクの中に、古い剣道の防具が無造作に詰まっていた。
 先生の言によると、南野工業は昔から剣道が体育の正課となっていたのだが、今年の春からそれが廃止になった。それに、剣道部の卒業生や、途中で辞めたりした者の防具が数多く残っていた。その余った物の中から、使えそうな防具を貰ってきたのだそうだ。
 先生はそれを伝えると、ダットサンに乗り込んで颯爽と走り去った。部員たちは歓声を挙げてそれらを道場へ運び込んだ。床に置いてみると、防具が十組も揃っていた。その他に、稽古着が十二枚、袴が十着あった。
 早速、品定めに掛かった。防具は長く使用されたようで、所々にスリ傷やホコロビがあった。その上、ひどく汚れているのだ。稽古着や袴には、塩の結晶がこびり付いている。その、いやな匂いが鼻を突いた。洗うのが一番の仕事だが、それよりも自分たちの寸法を合わせる方が、先決問題であった。
「オッ、これはワイにぴったりや。これがええわ」
「コイツはオレの手に合うてるで。オレの方に回してえな」
「この面、オレにはちょっと小さいから、お前の方がええぞ」
「ちょっとォ。これはアタシが使うんよら、邪魔せんといてよ! 」
ワイワイ、ガヤガヤとやっていると、小一時間が過ぎた。一人一人の前には戦利品(?)が一組づつ置かれてあった。二郎と真実子の分までも、ちゃっかりとあるのだ。七人の部員分と、残り三人分で全部であった。これで全員に防具が行き渡ったのである。
 一度静かになったが再び賑やかになった。それは、各々が洗濯に掛かったのだ。防具を初めとして、稽古着や袴を先を争うようにして洗った。タワシで擦る者、流水で踏み洗いをする者と様々である。本当に嬉しかったのだ。
 防具類は道場の端に並べた。用務員さんからロープを借りて来て、軒下に二本張り、稽古着や袴を掛けた。明日の午後には乾くだろう。
「アーア、疲れた。練習するよりしんどいわ。けど、嬉しいなあ。自分の防具が手に入るやなんて、ホンマに夢みたいよら」
「そうやねえ。アタシなんか、防具を持つのは十年も早いと思うわ」
「そんなことあれへんで。チャンと練習して、強うなるんやで! 」
お陰で全員がビショ濡れになった。けれど、不平を言う者は誰一人として居なかった。みんなニコニコと満足気であった。
「オイ、不田。お前はこの間、山ノ上君とやった時、防具を着けたことがあったやないか。あの時、勝負はどうやったんや? 」
藪から棒に、井仲が不田をからかった。
「なんやと! アホッ! やかましいわい! あの時はあの時やないかい。あれは昔の古すぎる防具やったから、ちょっと動かれへんかっただけやぞ。この防具やったら、負けへんでえ・・・。なあお前ら、そう思うやろ! 」
右手で握り拳を作り、片目で言った不田を見て、大笑になった。不田が二郎に勝てる筈がないのを、百も承知しているのであった。
「オイ。さっきのダットサンな、あれ、誰のんやろ。知ってるか? 」
「イヤ、ワイは知らんよら」
「学校の先生なんか、自家用車みたいな贅沢品、持てる訳あれへんで」
「そやろか。よう買わんかなあ・・・」
帰り支度の途中、一つの疑問が湧いた。それは素朴な疑問であった。そして、あの乗用車は安田先生の持ち物ではない、との意見に落ち着いた。


  

つづく


おもちゃみたいなお札です
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posted by はくすい at 16:18| Comment(0) | 虹のかなた