2018年05月22日

M35宮坂正春氏 執筆の青春小説『虹のかなたへ』連載開始!その一 異郷の空へ㊳

その一 異郷の空へ㊳
 

 「ただいまっ! 」
弾んだ声で叫んだ。そして背中の背嚢を降ろし、玄関の上がり框に置いた。よほど重いのか、シャツの両肩に皺が出来ていた。
「お母はん、終ったで。もう、いつでも練習出来るんや! 」
晴れやかな笑顔で、迸(ほとばし)る声を聞いた里子は、言い知れぬ充実感を我が子に感じた。この九日間。子供がどんな苦労をしているのか、一度は見たかったのだが、『見学はいらない』と断われると思った。
 体調はどうなのだろう、暑さで内臓が弱っているのではないかと、気が気でならなかった。夕方には綿のように疲れて帰って来る。風呂に入り食事を済ませると、泥の様に眠ってしまう。持たせた複数のシャツや短パン等は、埃と汗で酷く汚れていた。そんなに過酷な作業をしているのかと、心配ばかりの毎日だった。只、朝夕の食事と弁当を精一杯作る事だけが、母としての勤めだと思った。そして今、喜びに溢れる我が子を見た。以前よりも一段と逞しくなり、気力に満ちた顔が目の前にあった。それは、母親としての大きな喜びである。十一月生まれでまだ十五才の、幼い少年なのだ。
「そう、二郎ちゃん。良くやったのねえ、ご苦労さん・・・。今夜はゆっくりとお休みなさいねえ」
「おおきに。ボク、自分でも不思議なくらい、よう出来たと思うんや」
「そうやねえ。あれだけ頑張ったものねえ・・・」
どんな道場かは知らないけれど、根を詰めて通い、辛く苦しい思いをして開拓したであろうその姿が、まるで見えるようであった。感極まった里子の目から、思わずポロポロと涙がこぼれた。
 ドップリと湯に浸った。九日間を振り返り、自分の行動を静かに思い出してみた。やっと、やっとの事でやり遂げたという快い充実感が、血液のように体の隅々まで流れるのを感じた。だが、身体中が痛くてたまらない。
 長いはずの夏の日はとっぷりと暮れ、窓から見える空には、たくさんの星がチカチカと光っていた。

  

つづく



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posted by はくすい at 15:35| Comment(0) | 虹のかなた

30年度第1回目理事会のご報告

今日も五月晴れの良いお天気晴れで、布団を干してきましたわーい(嬉しい顔)
それでも、朝晩は冷え体調を崩す方が周りにチラホラ、管理人はというと・・・
昨夜はバトミントンを2時間して大汗を流し(更年期のせいか顔から汗が大量あせあせ(飛び散る汗))半袖自転車で帰っていました手(チョキ)

先日5/19(土)に開催されました。30年第1回目の理事会のご報告を致します。
参加者は戸田会長(E42)、常任理事 稲地(M48)、事務局 長谷川(C60)を含め15名でした。
議事は下記の通りです。
   1、平成29年度事業報告および会計報告
   2、平成30年度事業案および会計予算案
   3、白水会会則改正見直しについて

6/8(金)の役員理事会にかけまして、10/13(土)の総会で決議をとります。


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posted by はくすい at 15:30| Comment(0) | ご報告

体育祭結果発表!

先週の木曜日に行われた伝統ある泉工体育祭の結果をご報告致します。
【競技の部】
王冠総合優勝
Ⅿ科(機械科)
☆準優勝
E科(電気科)
ひまわり3位
C科(セラミック科)
ハイビスカス3位

【応援の部】
王冠感動賞
F科(ファッション科)
☆準優勝
Ⅿ科(機械科)
ひまわりチームワーク賞

【背景の部】
王冠感動賞
E科(電気科)
☆技能賞
F科(ファッション科)
ひまわり創造賞
C科(セラミック科)



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応援の部でA科は人数のハンディーにも負けず、他の科に劣らぬ声を出していました。
ファッション科の一糸乱れぬ声援と大きな手拍子も圧巻でした。

中間に入れるオチ(ギャグ?)的演技はやはり高校生、恥ずかしさが見られ初々しいかったです。
管理人みたいに自分を捨て切り、演技するには、まだまだ年齢が足らないかな?わーい(嬉しい顔)


感動賞わ勝ち取ったE科の背景
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posted by はくすい at 15:04| Comment(0) | ご報告