2020年01月28日

気まま旅『 その壱六 大分県 その三』M38泉谷忠成

『 その壱六 大分県 その三』



臼杵市の知り合いの方の家に泊めてもらうことになりました。
まずは紹介された吉四六ランドへ、そこは特に何もない所でしたがありがたいことに吉四六のお話を聞くことが出来ました。
吉四六は民話の主人公(実在の人物ともいわれています)、落語の落ちにもよく使われているそうです。
一休・彦一と並ぶとんち者。更に車は竹田市に向かいました。途中何もない山の中(本当に何もない)でポツンと一軒家の豆腐屋に出会いました。
若い青年がお店を開いていました。そこは製造直売、今すぐ出来るから少し待って下さい、との事。熱々の出来上がり豆腐を頂きました。経験のない最高のおいしさ、感動!どうしてこんな山の中で、と聞くと水がいいんです、ここでしか納得のできるものが作れないんです。青年の心意気が伝わってきました。本物を味わう喜びに出会うことが出来ました。
感動を胸に車は更に竹田市に向かいました。
竹田に入る手前で東洋のナイアガラと呼ばれる「原尻の滝」に出会いました。
そばには水車小屋の茶屋がありました。前知識がなかっただけに驚きはひとしお「なんだこれは!」。
ようやく目的の竹田に到着。竹田では今回の旅の目的の瀧廉太郎の生家に、滝廉太郎は若くして亡くなるのですが、惜しい何でもっと長生きしてくれなかったんや、もっと長生きしてくれていれば、もっともっとたくさんの素晴らしい音楽に巡り合わさせて頂いたのに!と残念な気持ちを思い起こされました。




原尻の滝
原尻の滝.jpg
posted by はくすい at 14:22| Comment(0) | 旅だより

M35宮坂正春氏 執筆の青春小説『虹のかなたへ』連載第2章始まる!その二 悲しみと苦しみ(53)M35宮坂正春

その二 悲しみと苦しみ(53)
 

隣町からの長いトンネルを抜けて、ようやく由奈駅に着いた。家を出てから帰宅するまで、実に十五時間も経過していた。
「ただいま」「こんばんは」
二人が玄関に入ると、母親が急いで出てきた。
「いらっしゃい、お腹、空いてるでしょう、用意が出来ているわよ」
「ありがとうございます」
この前訪問した時、自分の家と何かが違うように思えたのだが、今日も又、どこか違うように感じられたのだ。いったい何故なんだろう・・・。
 居間の机の上に、鉄鍋が置かれてあった。
「お母さん、スキヤキなの? 」
台所から真実子が叫んだ。
「そうよ、スキヤキよ。二郎さんが好きだったらと思って、お肉もたくさん用意してあるのよ。それで良いでしょ」
「うん、ありがとう。アタシもたくさん食べるから・・・」
座布団に座り、もう一度部屋の中を見廻した。鴨居や壁に、小さな飾り物や花を生けた花瓶などが置いてある。そこに細々(こまごま)とした色彩が見られるのであった。これらは真実子の趣味に違いない。
『そうか! これなんや! 』やっと気が付いた。この家には若い娘が居るのだ。そこが、同じような家なのに、雰囲気が全く違うのだ。
『やっぱり女の子というものは、細かい処に気ィが利くんやなあ・・・』
実に感じ入ったのであった。
「さあさあ。始めましょ」
 食事中には、大阪での話題に花が咲いた。御堂筋のこと、中之島でのボートのこと、ヤマガラのおみくじのこと、心斎橋や通天閣のことなど、時間がいくらあっても足りないほどであった。
「ねえ、お母さん。二郎さんたらねえ、お行儀が悪いのよ。コーヒーはこぼすし、ジュースもよ」
「へえーっ、そうやったの・・・」
真実子は、悪戯っぽく目を細めて言った。ハッとしたが、すぐ切り返した。
「そんなん、ボクだけやあれへんのですよ。草山さんもクリームを落としたやんか。そやから、五十歩百歩やで・・・」
お互いに目と目が合い、クスッと笑い合った。
 ご飯とスキヤキを腹一杯ご馳走になった。そのあと、お茶も飲んで話は続いたが、明日は学校なので余り遅くまでは居られないのだ。

  

つづく

燻製枝豆作ってみました(意外と美味しいです)
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posted by はくすい at 13:59| Comment(0) | 虹のかなた

2020年01月23日

気まま旅『 その壱六 大分県 その二』M38泉谷忠成

『 その壱六 大分県 その二』



車は由布岳から、阿蘇山に。くじゅう山並みハイウェイ(私の九州一のおすすめドライブコースです)天空の散歩道ともいわれています。途中くじゅう花公園(おしゃれなお店があります)、タデ原湿原、やまなみ牧場(自然とのふれあい、ポニーや羊の放し飼い、スウィートなどもいただけます)少し寄り道になりますが外せないおすすめ牧場です。
九重大吊橋、全国的にも珍しいサイダーのような天然泡温泉(地元の方は全国三ヶ所ぐらいだと思います、とおっしゃっていましたが確認はできていません)。飲める温泉でサイダー味。自然を満喫するなら最高のおすすめコースです。
車は一路阿蘇山へ、雄大な阿蘇を目指すコースです(私達が行った時は噴火で立ち入り禁止になっていました)。このままあきらめないのが自由旅のいい所、ぐるっと大回り、裏手の方から頂上にかなり近づく事が出来ました。このコースは途中、右へ左へ寄り道コース、変化変化のリゾートを楽しんで下さい。



くじゅう 花公園のお店
くじゅう 花公園のお店.jpg
posted by はくすい at 14:42| Comment(0) | 旅だより